みちの道のり

みちの道のり

2016/12/09

さらば、勝負師!

その人は、ものすごく将棋が強かった。麻雀も盲牌ができるほどのプロで相手にもならなかった。利用当初は1時間、ここにいるのが限界で、すぐ不穏になり、俺と一緒にパチンコ屋に行くこともあった。忘れゆく記憶の中でも、オートで10万円の一点買いをした話をするその輝く目は違った。勝負師としての力強さ、そして、未知の世界へ栄光を求め、興奮に満ちた美しい姿がそこにはあった。

たしかに、俺達は忘れ衰えゆく動物ではあるが、だからこそ、「もがく」価値がある。「いきる」価値がある。だから、これからも、そんな戦士と共に闘い、見届け、歩み続けたいと思う。

そう、本日、旅立たれたあの英雄と共に・・。



さらば、勝負師!