よりみち

 この“よりみち”は、家長:石津が勝手に、ウンチクを語ることで、「こんな馬鹿な男もいるんだ」と、皆さんに生きる勇気を与える為の文章を載せています。  尚、内容に関しての苦情、反論、哀れみなどはご遠慮ください。強がっているわりには、打たれ弱い性格なので・・。また「憩の家みち」とは何ら関係なく、あくまで個人的主張であることを重ねてご理解ください。

よりみち

ケアマネジメント?がなんぼのもんじゃ!

今、ケアマネの更新研修を嫌々ながら受けており、5年前と同じようなくだらない研修を受けてブチ切れそうだ。人数も1000人くらいいて、俺達は更新研修Aで、新人ケアマネと全く同じ受講内容だ。毎回、ストレスでどうかなりそうだ。もちろん、俺はこれを企画している介護支援専門員連絡協議会に苦情をいったけど、まともな回答なんてありゃしない。本当に、銭だして、講義を受ける価値なんて全くなく、五味さんも5年前と同じエゴグラムなんてやって盛り上がっちゃって、嫌になっちゃうよ。介護、医療職員の専門性?目は温かく脳は冷たく?まったく、そんな能書き垂れているからいつまで経ってもこの業界は発展しないんだよ。
バイスティックだかナイススティックだか知らんけど、俺は感情移入することが美学という考えだから、冷静な相談者なんかにはなりなくないわ。ましてや、相談技術を教える指導者が、いつまでも昔の法則のとらわれ過ぎているからくだらない。俺だったら、「お前ら死ぬ気になってやってみろ」で十分だ。福祉や医療の現場職員に足りないのは、専門性なんかではなく、「熱意」なんだよ。それに気がついてない指導者がいるのが情けなく、相談援助技術なんて中身のないウンチクならべて銭貰っている奴がいるのが、俺は悔しくてたまらない。
まぁ、今回はケアマネの更新研修だから、俺も仕方ないから我慢もしているよ。言われたことを淡々とこなして、席ではおとなしく寝かせてもらっている。また、ケアマネの制度として、その都度研修を受けなければいけない大義名分も理解できる。だけど、もう少し、更新研修のあり方を考えてほしいと切に願う。
でも、この研修を実施している静岡県介護支援専門員連絡協議会だかしらんが、怒りを通り越して笑っちゃうことが多い。「あ〜あ、中途半端な権力握っちゃったもんだから、勘違いしちゃったんだね」と、つい同情したくなるよ。あの、事務局長だかスタッフだか知らんが、偉そうなジジイがいて、ちゃんと研修しているか巡回していやがる。自分が座った椅子ももとに戻すこともできないおっさんが、よくケアマネ研修の監視をしているなぁと、本当に驚くよ。俺は個人的に、ケアマネの業務につく場合があったとしても、会費を払って、あいつらに給料をだしているのかと思うと、とてもじゃないが業務に就く気にならんよ。本当に、よく皆我慢しているなぁと関心するよ。
 俺はそもそもケアマネジメントなんてくだらないと思うし、ケアマネという資格がなんぼのもんだとも思う。たしかに、俺達は現実的にケアマネさんの世話になっていることもあるし、素晴らしケアマネもたくさんいるから、すべて悪いとは言えない。ただ、俺の個人的な意見として、普通のそこいらの人間が、第3者の身体的な部分を隅々まで聞き出し、過去の仕事、既往歴、現病歴、生活習慣や人格性格、親族関係、近隣関係など聞き出し、その人をさも知ったかのようなフリをしてマネジメントするという仕事に、疑問を感じているからだ。
 行政も四角四面でしか監督できないものだから、書類作成ばかりが重要視され、「○○したい」など、言葉ばかりが先走りし過ぎて中身にその深みがまったくない。また、ケアプランに、本人や家族、友人など、「サービスの内容」「サービスの種別」として取り込むことにも不自然さを覚える。一体、そこまで介入できる権限がどこにあるのか疑問だ。
俺は、ケアマネジメントは、利用者本位の名の下、分析ばかりを追い求め、大事な何かを忘れているように思える。現場に飽きた勘違い職員が、権限を得て、暇な言葉遊びをしているだけのような気がしてならない。
俺はこんな偉そうなこと言っているから、たとえ介護サービスを受けざるを得ない状態になっても、ちゃんとケアマネに伝えるよ。「大きなお世話だ」ってよ。ただ、俺からお願いすることは、「仕事上でなく、心から俺を心配し、共感し、応援してくれればそれでいい。それが、何より大事なケアマネの役割じゃないなのか」とな。
この業界、「答え」がないからいい部分と悪い部分がはっきりしている。だから研修も勘違いしたケアマネや講師の集まりで、てめえの自慢話しかしやしない。たとえば、素晴らしケアマネジメントを数字化すれば、理屈じゃない素晴らしものができるかもしれない。でも、それだけでは計り知れない人間のグレーな部分は表現しずらいだろう。
俺は、ケアマネであれ、現場職員であれ、専門性の名のもとで業務をこなすだけじゃ、なんらうま味を感じない。この仕事は、当たり前の人間として、自らを省みず、身を犠牲にしてでも、結果的にその人が幸せになれるよう、そのために全力で戦うことなんじゃないのか?それがただし答えなんじゃないのか?ケアをマネジメントすることは、仕事を超越し、人間が支えあう美しい世界を表現することなんじゃないのか?
ケアマネがこれからもどんどん増える。そして、変な権限を持った団体が力を持ち、権力を行使し始める。勘違い野郎どもが進めた「専門性」のおかげで、古き良き人間の支え合う文化は確実に薄れていった。その責任を、お前らはどう取るんだ?え?
立派な先生よ。立派なケアマネよ。立派な連絡協議会の団体さんよ。
投稿日:2010/02/12 14:18:48